2月、3月のShare Rare Wineの会ニュージーランドの楠田浩之さんのワインをご紹介させて頂きましたが、先月末から一時帰国されている楠田さんが今週末の土曜日、ジェロボアムにお越し頂けることになりました。
    これまでの楠田さんとの食事会等でも、ワインの味わいで微妙に感じていたことなどを説明してもらったりして、まさにワインの先生のようなので、勝手に“クスダ塾”と呼ばせてもらっていました。
    楠田さんのワインに、そして楠田さんの人柄、生き方に魅力を感じている方が多いことを、店頭でワインをご紹介させて頂きながらいつも感じます。 都合上、直前のご案内になってしまいましたが、そんな方々に、この記事をご覧頂けて、今回のSRWの会・特別バージョン、“ジェロボアムのクスダ塾”にご参加頂き、KUSUDA WINESの魅力を感じて頂ければ幸いです。
    今回は、待望の新着シラー2008年などをご紹介します。楠田さんの個人所有の畑のシラーが優良な2008年、いよいよ本領発揮。春に帰国された際に、試させて頂きましたが、スパイスや動物的な要素よりも果実感の強さが印象的で、危険なほどナチュラルで飲み心地の良い素晴らしいワインでした。ご期待下さい!

    日 時:7月10日  1部14:00~  2部16:00~ (多少遅れても大丈夫です)
    場 所:ジェロボアム
    ワイン:リースリング2009年 コルク  (600円)
            ピノ・ノワール2008年      (1500円)
            シラー2008年            (1200円)
          《 以上を上記価格でグラスワインとして。各100ml 》
    予 約:2部制で、ワインの量、グラスの数の都合で各6名様までとさせて頂きます。


    DSCN0976第4回となるShare Rare Wineの会のワインは、カリフォルニア産ピノ・ノワールでは不動の人気をもつCALERA。所有者のジュシュ・ジェンセン氏が見出し開拓したマウント・ハーランの5つの区画のうち、メディアで取り上げられるなどで一時異常ともいえるほどの人気を呼んだ“Jensen”と、最も面積が小さく最も評価が高い“Selleck”を抜栓します。
    “ロマネ・コンティに肉迫する味がその何十分の一の価格で飲める”というコピーが添えられ人気が出たのですが、個人的には“○○のロマネ・コンティ!”やら“△△氏が大絶賛!”みたいな煽り文句が嫌いで、美味しくても仕入れたくなくなる・・ので、ジェロボアムの品揃えの中ではちょっと意外・・というお客様の声もあったり・・。ですが!CALERAのようなワインこそSRWの会のコンセプトにピッタリなので今回のテーマとなりました。どちらも定価は12000円くらいのワインですが今回もイベント用特別価格です。
    一部のメディアやショップがそういう軽薄なコピーを使うから本来の価値が飲み手に届きにくくなる場合もありますが、CALERAは本当に素晴らしいワインなので、正しくその価値を伝えていきたいと思っています。まだ試されたことがない方も、ワインブームの頃に飲んで懐かしく思われている方も、一緒に飲んであらためて感じてみませんか?
    3月14日(日曜日) ジェロボアム店頭で行います。 参加ご希望の方が多くなる場合は、グラスの数の都合で13時と15時の2部制になります。ご予約12名様までですのでお早めのご連絡をお待ちしています。
     * Pinot Noir  Jensen Mt.Harlan 2006(1グラス:¥1500)
     * Pinot Noir Selleck Mt.Harlan 2006(1グラス:¥1500)


    第3回Share Rare Wineの会は、クスダ・ワインズの新着ヴィンテージをご用意させて頂く予定でしたが、船の入港日と出庫可能日の予定を誤っていました。新着ヴィンテージを楽しみにされて、会のご予約を頂いていたお客様、本当に申し訳ありません。
    ・・で、当日のワインの内容を変更して予定通りSRWの会は行わせて頂くことになりました。
      DRY RIVER  GEWURZTRAMINER 2008 (glass:\1000)
      DRY RIVER  PINOT NOIR 2006 (glass:\1500)
      KUSUDA WINES  PINOT NOIR 2007 (glass:\1300)
    昨年6月に入荷したものの、割り当て24本で店頭に並べることもできなかった楠田さんの2007年産を抜栓します。霜害と受粉不良で困難だった年ですが夏季に入り気候は好転したため、収量は少ないものの質の高いワインとなっています。苔桃やラズベリー・ジャムのような香りのほか、楠田さんのワインすべてに共通するお香のような“東洋的な色気”のある香りが合わさって、もうそれだけでヘロヘロになりました。
    ドライ・リヴァーは楠田さんと同じ北島マーティンボローの屈指のワイナリーで、本国でも入手困難。当店には6本ずつ割り当てがありましたが、レア過ぎて抜栓する機会がなく、今回が初お披露目となります。
    以上の3アイテムを28日はご用意させて頂き、楠田さんの新ヴィンテージの会は勝手ながら3月21日(日)に延期となります。今回はご迷惑をお掛けしましたが、また今後とも宜しくお願いします。
    (今回先にご予約を頂いているお客様で、定員は一杯となっています)


    第3回となるShare Rare Wineの会は、ニュージーランドのKUSUDA WINESの新着ワインをお楽しみ頂きます。
    北島のマーティンボロで世界最高クラスのワインを醸している楠田浩之さんのファースト・ヴィンテージ2002年産から取り扱わせて頂いていますが、“知る人ぞ知る名酒、縁あった人のひそやかな楽しみ”だった楠田さんのワインは年々広く知れ渡るようになり、今では世界中のエキスパートや愛好家が探し求めるものとなっています。気候条件によって生産量が極端に下がる年もあるので、日本での20軒に満たない取り扱い店でも数量割り当てということも多く店頭に並べることが難しくなってきました。
    そんな楠田さんが手掛けた2種のワインが今週届きます。ひとつはリースリング2009年。ドイツのガイゼンハイム大学で醸造を学んだ楠田さんが醸すリースリングですから!“シュペートレーゼ・ハルプトロッケン”しっかりした酒質をもちながら少し甘めで親しみやすい・・という感じだと思いますが、KUSUDA初の白ワインすごく楽しみです。もうひとつはピノ・ノワール2008年。KUSUDA WINESの看板ともいえる赤ワインで、ブルゴーニュの銘醸物にも引けを取らない強い個性をもつ名品。質・量ともに高水準となった2008年が待望の到着です。
    (この会は定員一杯になりました)


    ご案内記事を誤って消してしまいました!力説だったのに残念・・。(2/15)
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    『ヴィンテージ・ポートとチョコレート』の会を昨日行いました。
    まず、近年注目が集まりつつあるポートワインと同じドゥロ河流域で造られた辛口赤ワインNiepoort ETO-CARTAをお飲み頂きました。
    そして、会のメインWarre’s Vintage Port 1977年。他の銘醸地では雨量が多いなど困難な年でしたが、ポートワインに関しては過去最高とされる偉大な年で、オークションで高値で取引されているレア・ワインです。
    DSCN0965早めに抜栓して、30年を超える瓶熟成の間に底に沈んだ多量のオリを残し慎重にデキャンタージュ。状態良好で熟成した上品な甘みと細やかなタンニンが完璧なバランス。大当り年のポートは50年かけて熟成するといわれますが、このワインはすでに最高の飲み頃に入っていました。
    そして、おまけに・・とお飲み頂いたのは、LUSTAU East India Solera 。ポートと同じ酒精強化ワインに分類されるヘレスの名門ルスタウ社の甘口シェリーで、1968年から続くソレラ・システムで熟成されたオロロソに甘美なペドロ・ヒメネス種から造られたワインをブレンドしたもの。ラムレーズンのような芳醇な香りと甘いだけでない複雑な味わいでオレンジ・ピールのチョコレートにピッタリでした。そしてもうひとつ、チョコレートに合うお酒として蒸留酒コニャックGordon&MacPhail 1968年を。スコットランドの有名な酒商が買い付け独自に熟成、1999年に瓶詰めした31年物。酒精度の高いお酒ですが長期熟成の素晴らしい妙味が味わえました。
    チョコレートは神戸トア・ウエストの人気店ピエール・ブランシュの白岩さんによるアニス入りのガナッシュとオレンジピール入りのビターチョコレート。それと、うちの奥さんが焼いた上記1968年のコニャックと黒胡椒を加えたガトー・ショコラ。それと軽い塩味でポートの味わいを引き立てるブルーチーズを添えさせて頂きました。
    最後には、まだ余裕のあった方に当店のオリジナル・レシピのホット・ワインもお飲み頂いて締めくくり。なんとも大人な雰囲気の、ほろ苦スイートなイベントになりました。
    *まだ2回目ですがSRWの会はこんな感じで、採算とれてない会ですが今後も続けます。こんな機会に是非美味を見つけてください。


    第一回 カルト・シャンパーニュ Jacques Selosse
    (1月24日 日曜日 13時抜栓) 
    数年前からまさに人気沸騰、価格も高騰といった感じのジャック・セロス。徹底した有機農法、小樽内での発酵・熟成、昔ながらの手作業による動瓶、澱抜きなどを行う完璧主義者アンセルム・セロス氏の味筋を体感してみてください。
      * Cuvee INITIAL Blanc de Blanc (1グラス:¥2000)
      * Cuvee EXQUISE Sec(甘め)     (1グラス:¥2000)
    超人気ワインですので、ご予約はお早めにお願いします。

    第2回 ヴァレンタイン・デイにふさわしい甘美なワイン
    (2月14日 日曜日 13時抜栓)
    伝統的な酒精強化製法によるデザート・ワインの真髄を感じてください。
      * Emilio LUSTAU East India Solera
      * Warre’s Vintage Port 1977
    銘柄は増える可能性も。チョコレートとご一緒に。(1セット:¥2000)

    第3回 新着 KUSUDA WINES
    (2月28日 日曜日 13時・15時の2回に分けて)
    ニュージーランドの楠田さんの新作が到着。早速試してみます。
      * Riesling 2009(初の白ワイン。ほんのり甘め。)
      * Pinot Noir 2008(新ヴィンテージ到着!)
        (以上新着ワイン2種1セット:¥1800)
      * Syrah 2007(自家畑から超少量生産。1グラス:¥1500)
    ご予約殺到が予想されます。先着14名様までですのでお早めに。

    第4回 CALERA Pinot Noir
    (3月14日 日曜日 13時抜栓)
    ロマネ・コンティに肉迫のピノ・ノワール、それホントなん?
      * Pinot Noir Jensen Mt.Harlan 2006(1グラス:¥1500)
      * Pinot Noir Selleck Mt.Harlan 2006(1グラス:¥1500)


    縁あってジェロボアムに届く名酒の数々。 店頭にお越しのお客様を中心にワインの説明を加えながら日々ご案内させて頂いていますが、なかには一度は飲んでみたいけど試すにはちょっと高価で日常楽しむには手が出ない噂のワインや、日本の市場では知名度が低いために試してもらえる機会が少ないワインなどもたくさんあります。でも、どんなに素晴らしいワインでも実際に飲んでみてその真価も噂の真偽もわかるというもので、そんなワインをご紹介する機会を作りたいとずっと思っていました。
    そこで新企画として、レア・ワインをお試し価格でグラスでお楽しみ頂ける“Share Rare Wineの会”を始めます。感覚としては“数人で1本のワインを共同購入して試してみよう”という感じです。
    以下、会の内容です。
       *毎月2回、日曜日の午後1時くらいに抜栓します。
        ご来店はご都合の良い時間で結構です。
       *1グラスは100ml。1本から7杯ほどですので
        先着ご予約制とさせて頂きます。(キャンセル不可)
       *価格はワインにより変わります。(実費に近いです)
       *ワインはあらかじめ店頭とホームページでご案内します。
    ご参加はお気軽にどうぞ。そのワインを詳しく知らなくても大丈夫です。高価なのも話題になるのもそのワインが美味しいからで、本当に良いものは誰が飲んでも感じられる美味しさがあるはず・・と信じています。(いや、たまにわかりにくい時もあるかな)
    とにかく一度飲んでみてほしいと思います。あんなワイン、こんなワイン、リクエストもお伺いします。ご提案をお待ちしています。