ご案内記事を誤って消してしまいました!力説だったのに残念・・。(2/15)
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    『ヴィンテージ・ポートとチョコレート』の会を昨日行いました。
    まず、近年注目が集まりつつあるポートワインと同じドゥロ河流域で造られた辛口赤ワインNiepoort ETO-CARTAをお飲み頂きました。
    そして、会のメインWarre’s Vintage Port 1977年。他の銘醸地では雨量が多いなど困難な年でしたが、ポートワインに関しては過去最高とされる偉大な年で、オークションで高値で取引されているレア・ワインです。
    DSCN0965早めに抜栓して、30年を超える瓶熟成の間に底に沈んだ多量のオリを残し慎重にデキャンタージュ。状態良好で熟成した上品な甘みと細やかなタンニンが完璧なバランス。大当り年のポートは50年かけて熟成するといわれますが、このワインはすでに最高の飲み頃に入っていました。
    そして、おまけに・・とお飲み頂いたのは、LUSTAU East India Solera 。ポートと同じ酒精強化ワインに分類されるヘレスの名門ルスタウ社の甘口シェリーで、1968年から続くソレラ・システムで熟成されたオロロソに甘美なペドロ・ヒメネス種から造られたワインをブレンドしたもの。ラムレーズンのような芳醇な香りと甘いだけでない複雑な味わいでオレンジ・ピールのチョコレートにピッタリでした。そしてもうひとつ、チョコレートに合うお酒として蒸留酒コニャックGordon&MacPhail 1968年を。スコットランドの有名な酒商が買い付け独自に熟成、1999年に瓶詰めした31年物。酒精度の高いお酒ですが長期熟成の素晴らしい妙味が味わえました。
    チョコレートは神戸トア・ウエストの人気店ピエール・ブランシュの白岩さんによるアニス入りのガナッシュとオレンジピール入りのビターチョコレート。それと、うちの奥さんが焼いた上記1968年のコニャックと黒胡椒を加えたガトー・ショコラ。それと軽い塩味でポートの味わいを引き立てるブルーチーズを添えさせて頂きました。
    最後には、まだ余裕のあった方に当店のオリジナル・レシピのホット・ワインもお飲み頂いて締めくくり。なんとも大人な雰囲気の、ほろ苦スイートなイベントになりました。
    *まだ2回目ですがSRWの会はこんな感じで、採算とれてない会ですが今後も続けます。こんな機会に是非美味を見つけてください。